発売から1ヶ月以上が経過し、新たなDimカードも発売され、新たなデジモンの育成が可能になっていく「バイタルブレス」!はやくもDimカード内のデジモンの育成コンプしたテイマーもお見掛けします。そこで、改めてバイタルブレス開発陣にインタビューを実施!反響や展望をお聞きしました。
バイタルブレス開発担当:関戸大彦さん(写真左)
専用アプリ開発担当:島野雄太さん(写真右)
インタビュアー:パートナーズスタッフ
みんなが「バイタルブレス」でデジモンを愛でる
スタッフ:「バイタルブレス」が発売されて1ヶ月近く経ちました。現在の反響はいかがでしょうか?
関戸:新しい遊びの提案でしたが、ポジティブに受け入れて頂いたと思っています。もともと「バイタルブレス」での育成は、ユーザーの皆さんが慣れるまで時間がかかる想定でした。ですがTwitterでの反応を見ると、1週間も経たないうちに、僕たち開発側よりもユーザーの方が使いこなし始めているのを感じました。あとは何より、ユーザーがデジモンを可愛がってくださっています。ウェアラブルということで、いつもデジモンと行動をともにしているからでしょうか。寝ている姿や、管理画面でも、愛でている人が多いように思います。
島野:やはり、自らのエネルギーを使ってデジモンと繋がりを作るということで、より愛着を持って頂けるようです。
スタッフ:確かに、より「パートナー」感を持って接しています。
島野:今までにない育成方法ですよね。また、アプリがあることで途中から別のデジモンに育成できるのが、新しい遊びになっていると思います。
スタッフ:そうですね。違うデジモンを育てたいと思ったら、すぐに入れ替えられるのも「バイタルブレス」の魅力です。
関戸:僕も本体の開発が一段落ついたので、やっと「バイタルブレス」を純粋に楽しめるようになりました。 間違って途中まで育てていたデジモンを亡くしたときは、ひどく落胆して…。今では、丁寧に育てあげて究極体にまでなりました。趣味のサバイバルゲーム中にアドベンチャーミッションをこなすと、歩数が稼げるんですよ。アプリで確認すれば進化までの時間もわかるので、サバゲー途中に進化に必要なトロフィーをゲットするために、慌てて走ったりその場で急にスクワットしたり(笑)。
スタッフ:いろいろな遊び方や関わり方があるんですね(笑)。オリジナルのDimカード入れを用意している方もいらっしゃいますね。
関戸:100円ショップで販売しているケースの仕切り具合がちょうど良いというご意見も聞きました。ここまで盛り上がっていただいているので、オフィシャルな各種収納アイテムも、現在、企画進行中です。
スタッフ:いいですね、収納アイテムは便利です!
関戸:Dimカードを収納するファイルや持ち運びに適したプラスチックケースなどを考えています。定期的にDimカード回りのサプライ商品をご提供していきたいので、 発売の際は、是非、皆様お買い上げの上、お使いください!
島野:よろしくお願いします(笑)。
開発担当が伝授する育成のキモ
スタッフ:バトルでなかなか勝てないことがあるのですが…。デジモンの今の強さは、どのように決まるのでしょうか?
関戸:ステータスとしてはDP、HP、APの3種類です。DPはデジモンのもともとの種族値です。HPはヒットポイント、APはアタックポイントです。その数値とバイタル値、バトル時のデジモンのテンションによって、勝敗が決まります。
スタッフ:そうなんですね。それじゃあ、表記されている以外の隠し数値は無いんですね。
関戸:はい。バトルで勝つには、好調な状態にしていたり、アイテムを付与していたりといったところが重要になります。あとは相性ですね。ウィルス、データ、ワクチンの相手をうまく見極めれば、1段階上の進化形態でも勝てちゃいます。
スタッフ:初心者でもデジモンのメンタルと、相手の属性は把握しやすいです。戦う相手を見極めれば、勝率を確実に上げていけますね。
関戸:あと連敗するとデジモンも死んでしまうので、マズイなと思ったら下ボタンを長押しして逃げるのが大事です。エンカウント率の調整はしているので、育てているデジモンから、逸脱して上の世代のデジモンとのエンカウント率は低く設定しています。
スタッフ:なるほど! ちょっと安心しました。
関戸:でも先程言ったように、ユーザーの皆さんはすでに、育成のコツを掴んできていますよね。
島野:バイタル値の効率の良い貯め方とか。
関戸:そうそう。僕のオススメは、とりあえず完全体まで成長させてそこからアドベンチャーミッションを始めるんです。アドベンチャーミッションのエリア1から15まで進めれば、究極体への進化に必要なバイタル値が効率よく貯まります。しかも、ラスボスを倒せば究極体の進化先が1ルート増えるので、その段階で完全体からどちらに進化させようかと、余裕をもって選択できます。どうしてもラスボスに勝てない場合は一旦、別の究極体で挑んで、ルートを解放する方がいいです。
スタッフ:必要なトロフィーなどの各種数値をその間に調整するんですね。アプリで進化条件の最低数字が掲載されていますが、それらは全部の条件をクリアしないとだめなんでしょうか?
関戸:そうですね。1個でも満たしてない場合は進化できません。もしくは、違うデジモンに進化するか、その条件にも満たしていない場合は、また進化まで時間かかります。
スタッフ:アドベンチャーミッションも、13戦目あたりから急に強くなる印象があります。
関戸:1度は勝てなくても、戦い続けると勝てる場合があります。もしくはアイテムを使い強化するか、別ルートのデジモンを育てて戦わせるものも手の1つですね。
アプリでのバトルも、まもなくスタート!
スタッフ:それでは次に、アプリで実装されるバトル機能について教えてください。
島野:アリーナバトルとレイドバトルの2つを用意しています。プレイヤー同士で戦うのが「アリーナバトル」です。これは、自分が入りたいアリーナを選び、入室するシステムになっています。例えば、成長期限定バトルや究極体バトルなどの制限を設け、その中でポイントを競い合い、報酬を手に入れるシステムになっています。
スタッフ:単純に強いデジモンを競わせるだけではないんですね。
島野:はい。あとは「レイドバトル」を実装します。こちらは期間内に、すごく強いボスを全国のユーザーと一緒に撃破するバトルです。まずは自分からボスに挑戦するんですが、一回で撃破はできない強さなので、自ら途中まで体力を削ったら、次の方が参加して続きを戦ってもらいます。確率でクリティカルが発生すると、皆が集まって同時に攻撃する演出がはいります。その演出を見れば、一緒に戦っている人たちがいることを実感できると思います。こちらもボスを撃破したときの報酬や、参加すれば必ず何かしらボーナスがもらえるような仕組みになっています。
関戸:実は戦いに、目押しの要素も入っています。「バイタルブレス」だと完全にオートですが、アプリだと目押しのタイミングバトルになります。
島野:いいところでボタンを押してカウントを止める、今までの液晶玩具にあったようなものです。
スタッフ:懐かしい仕組みも搭載しているんですね。ステータスやアイテムはどうなっているのでしょうか?
島野:「バイタルブレス」と同様のステータスを使用し、属性の力をアップさせたりパワーを上昇させたりするアプリ特有のアイテムも用意しています。ただこれはバトルモード内だけの効果ですので、「バイタルブレス」に帰ったら、その効果は失われてしまいます。
スタッフ:デジモンを「バイタルブレス」でトロフィーやバイタル値をマックスにまで育てたら、やはりアプリでのバトルでも強くなるのでしょうか?
島野:もちろんです。もしアリーナバトルで同じステータスの人と対峙したら、アイテムをゴリゴリ使っている人の方が有利…という感じですね。
スタッフ:アイテムを使ったり、目押しがうまくいくかで、勝敗が分かれるんですね。
島野:通常の「バイタルブレス」のバトルに比べ、少しスキルゲーム要素を出しているような感じです。アイテムもアリーナに参加しないともらえないので、普段の育成とバトルをどれだけ頑張っているか、というところにかかってくると思います。
スタッフ:アリーナで上位を目指すのが、大きな目標になりそうですね。ランキングはだいたいどれくらいで入れ替わるのでしょうか?
島野:今のところ1ヶ月ごとにしようかと考えています。ですが、短い期間設定のアリーナや、たまにコラボ大会や季節のイベントなどを取り入れながら、柔軟にやっていきたいです。
スタッフ:ここで遊びが広がるのはすごく面白いですね。
島野:そうですね、皆さんも強いデジモンを育て、ここで実力を発揮していただければ嬉しいです。
スタッフ:報酬は具体的にはどういうものがありますか?
島野:ストレージカプセルや、進化時間を短縮するエボリューションタイマーなどです。エボリューションタイマーは時間を大幅に短縮するアイテムはまだ登場していないので、ひとつの目玉になると思います。
スタッフ:ストレージカプセルはありがたいですね! 保存できる枠が増えるのはすごく嬉しいです。
バイタルブレスを永く楽しんでもらいたい
スタッフ:今後の「バイタルブレス デジタルモンスター」全般での目標を教えてください。
関戸:やはりDimカードを継続してどんどん出していくことです。皆さん、それぞれ好きなデジモンが違いますので、まずは、いろいろなデジモンが育てられるDim環境をつくることを目標にしています。いつかデジタルワールドでひとつのマップが作れるぐらい、冒険記みたいなのが作れるぐらい、広がりを見せていければいいなと考えていますので、今後ともテイマーの皆さんの応援をよろしくお願いいたします!
島野:思っていた以上にユーザーの皆さんが育成の慣れが早く、図鑑を揃えてしまうスピードが早かったです。なので、今後もバイタルブレスを永く、皆さんに楽しんでもらえるような仕掛けを、商品やプロモーションで、考えていきたいと思っています。
スタッフ:これからいろいろ楽しみがあるのは、プレイするモチベーションにもなりますね。今日はありがとうございました!