【小説】第6話『神官』/ビーイングゼア(ノベコン作品)
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その他
2024/11/25
こんばんわ
最近シーカーズの朗読劇を聴き始めたのは誰?
―――そう、私です。

朗読劇を聴くのは、初めてだったので何だか不思議な感覚です。
読み聞かせ、というよりもラジオの感覚に近いんですね。
しかも、沢城さんで驚きました。結構な量と時間。
声優さんて大変なんですね。

今日は第6話の投稿です。
第6話はほぼずっと小凪と椎葉の戦闘シーンになってます。
この戦いではメインで描けなかったデジモンならではの世界観を少し組み込んであります。戦闘と組み合わせたこの世界のコンテンツ性の部分が伝わればいいなとの思いを込めてみました。
設定上、蒼音の戦いでは書けなかった会話のやり取りのある戦闘がこの機会に書けて良かったです。

本編はこの親投稿のコメント欄を使っての投稿です。
読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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 第6話『神官』
 椎葉はその場で両手を堂々と広げた挑発的な姿で、背中から生えた二本の触手をバチンバチンと素早く地面に叩きつけてウネらしながら攻撃を繰り出すと、小凪はその触手をまるでダブルタッチの大縄跳びを潜るように華麗に躱し椎葉へと一直線に向かって行く。
 それを見た椎葉はニヤッ笑い、両腕を触手のような腕に変体させて小凪へギュインと一気に伸ばし襲いいかかる。
 小凪はその両腕を風車のハンマーで薙ぎ払うと崩れる体制をそのまま宙に捻ると、脚を踵に妖精のような羽根の生えた紫のブーツ姿に変体させ、椎葉の背中から生えた二本の触手を蹴り飛ばし、そのまま蹴りの動きの遠心力を利用して上空へ飛びあがり椎葉へと風車のハンマーを振り下ろした。
 ズドーーーン
 小凪はしっかりと手ごたえを感じていた。しかし、衝撃で舞い上がった砂煙から出てきた椎葉は何故だか無傷のまま、その場でほくそ笑んでいた。
「いやー、強いね。流石は十闘士の力と言ったところだ、この前の雑魚二人とはえらい違いだ」
「じゅっとうし?何のことだか知らないけど、あんたは神官のくせに大したこと無さそうね」
「おー、怖い怖い。せっかくの美人が台無しじゃないか」
「美人を安売りするようじゃ、良い女って言えないでしょ?私の可愛いはね、今はまだパパ専用なのよ!」
 小凪は歯茎を剝き出し、風を纏った風車でドカンドカンと何度も椎葉に襲い掛かった。
 椎葉はその度に背中から生える二本の触手を上手く使いその伸縮自在な長いリーチをふんだんに活かして跳ね回り、小凪の攻撃を躱し続ける。
 小凪は当たらない攻撃に痺れを切らすと、その場で脚を大きく広げて後ろで風車のハンマーに力を溜めるように構えを取る。すると、小凪の風車がゆっくりと回転し始める……。
「おや?」
 徐々に回転が速くなる風車に風が集まる……。
「喰らえ、クソ眼鏡——」
小凪が風車のハンマーを握り締め、地面をグッと踏み込む。
「ウルトラタービュレンス!」
 技名と共に大きく振り回された風車から未曾有の乱気流が発生し、地面を抉り取るように椎葉に襲い掛かると、逃げ場のない椎葉をそのまま飲み込んだ。
 ビュビュビューーーン ゴゴゴゴゴゴォォォ
「ふん!このまま死ね、外道」
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2024/11/25
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以上が第6話でした。

ハイブリット体であるジェットシルフィーモンを選んだ理由は、デジモンのビジュアルの魅力を引き出しやすい特徴的なデザインの武器を持っているからです。
十闘士の力を全部引き継ぐ設定のジェットシルフィーモンでは強すぎるのでは?と悩みもみましたが。逆にフェアリモンやシューツモン、エンシェントイリスモンの技も扱えると思えば、戦闘シーンでデジモンの魅力を引き出すのに良いとも思ったのでそのまま採用しました。

椎葉のマリンデビモンはかなり丁度良いデジモンだと思い採用。敵幹部ということで、ボスは?仲間は?とデジモン好きが想像する時に一番色んなパターンが自然に浮かぶデジモンだからです。今回示唆したのはリヴァイアモンの影………。ボスがそうなの?それとも幹部達が?Vテーマー01の幹部だったり?や、幹部が七大魔王なら他の神官はどんな完全体の姿で現れるんだ?など、デジモン好きならいくらでも想像が膨らむと思います。

これがデジモンの魅力であり強みになるほどデジモンはモンスターコンテンツとして完成されていて、それはほぼ歴史のある神話コンテンツと同等のものだと思っています。
ゴスゲはめっちゃ面白かったですしね!

あ、あと。犬っていうのは、昔から使われる警察の蔑称です。
ポリ公の公は犬って意味がありまし、あの海賊漫画でも中将は犬モチーフですからね!
変な意味で捉えないでくださいね!←これを危惧して使うか迷いました。

次回、第7話『ターニングポイント』です。
明日は時間が取れるかわからないので投稿できるかは不明です。
8話は短くてエピローグ要素が強いので明後日になったら一緒に投稿するかもしれません。
読んで頂けると嬉しいです。
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2024/11/25
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